デバスズメの生後5日間

こんにちは。

デバスズメが初めて産卵してから

ほぼ1週間毎に1度産卵をして

沢山の仔魚たちが生まれてきます。

 

しかし、生まれた仔魚を育てようと思っても

どうにもこうにも上手くいきません。

 

せっかくなのでできれば育てたいです。

 

ちなみに前回の記事はこちらです。

デバスズメ仔魚の寿命

家の水槽で孵化した仔魚は生後3日目までは沢山が生存します。

おそらく、餌を何も与えてなくても生後3日目までは大丈夫そうです。

 

しかし、生後4日目になると数がかなり減り

生後5日目では数匹が生き延びているだけになります。

この数匹も長続きはしません。

環境

デバスズメが産卵したライブロックは

水槽の上に浮かべたバケツに移し

そこでほぼ全ての卵が孵化します。

数え切れないくらいの数です。

 

そのバケツには微通気のエアレーションがされています。

(以前、強めのエアレーションをしているとバケツの側面に仔魚が打ち上げられていました、、)

 

夜間は小さな照明を点けています(小さすぎるかも)。

 

餌として大体2日目からワムシを入れます。

目分量ですが、1ccに10匹以上のワムシがいるつもりです。

 

水質ですが、この頃は硝酸塩は約20ppmと高いです。

そして、毎日のバケツの水換えはしていません。

考えられる原因

生後4日で多くがなくなってしまう原因を考えてみました。

1. 餌が合わない

2. 水質が悪い

3. その他の原因で家庭では無理

餌が合わない

なぜ餌としてワムシを与えているかというと

デバスズメと同じスズメダイ科であるカクレクマノミの仔魚がワムシを食べるからです。

でも、デバスズメの仔魚がワムシを食べるという情報は今のところ得られていません。

デバスズメの仔魚はカクレクマノミの仔魚よりも小さいので

口の大きさ的にワムシは食べられないとネットで見かけたこともあります。

 

仔魚は小さいので餌に反応しているのかどうかも僕の目にはよく見えません。

  

ちなみに、どうして生後約3日は沢山の仔魚が生きられるかというと

魚の赤ちゃんは栄養の入った袋(ヨーサック)を持って生まれてくるため

餌を食べなくても2、3日生きられるからです。

 

そのヨーサックの栄養分がなくなるのが遅い仔魚が

5日は生き延びられるということかもしれません。

(専門家に聞けばヨーサックの栄養によって

長くて生後5日生き延びているのか

ワムシを食べてるからか分かりそうです)

オイトナ

実は、繁殖に成功したという海外のサイトや論文には

デバスズメの仔魚が食べる餌が書かれています。

それは、生まれたばかりのコペポーダのオイトナという種類です。

 

しかし、コペポーダのオイトナは一般的に売られておらず、入手が難しいです。

日本の海でもオイトナはいるようですが

私のような一般人には顕微鏡で見たところで

どれがオイトナか見当がつきません。

 

ということで、とりあえず慣れないワムシの繁殖をしながらワムシを餌として与えています

水質が悪い

水槽の水の硝酸塩は20ppmとこの頃高いです。

この硝酸塩濃度自体が仔魚には害なのかもしれません。

 

さらに、寿命の来たワムシや仔魚により水質が悪化している可能性もあります。

(今のところ毎日の水換えや掃除はしていません。)

このように小さな生き物には水質が害なのかもしれません。

その他の原因で家庭では無理

もしかすると家庭の設備では何らかの原因で無理なのかもしれません!

生後5日間生き延びた仔魚

とはいえ、生後5日目でも1、2匹の仔魚が生き残っています。

彼らはどうして生き延びているのでしょうか。

はっきりと見えないですが、6日目にも動いているように見えたこともあります。

(希望が見させている幽霊かもしれませんが)

うーん、わからない。

次の改善点

次は水曜日に孵化が予定されています。

 

あるスズメダイ科の養殖についての日本の論文で

餌の確保として冷凍海産クロレラを入れているという記述をみました。

そこで、僕も海産クロレラを添加してみる予定です。

もしかすると、海産クロレラを仔魚が食べるかもしれませんし

漂っているワムシもクロレラを食べることで寿命が伸び水質悪化が防げるかもしれません。

おわりに

何とかデバスズメの仔魚を育てたいけれど

これは無理なのかもしれません。

コペポーダのオイトナがあればなあ。。。

 

また報告します!

(いくつかの出典は今後まとめる予定です!)

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