水槽に海水が入り、サンプには濾過材とスキマーが入りました。
ちゃっかり装備も整い早速生き物を入れてみよう!と思っちゃうのですが、実はまだ生き物を入れるには早いようです。
なぜかというと、バクテリアが繁栄していない水では、残った餌や生体の排泄物などの汚れを分解することができず、水が汚れて生き物が生きていけなくなるからだそうです。
(毎日水槽の中の水を換水できれば不要なのかもしれないけど、疲れちゃう。)
そこで、汚れを分解することを手伝うバクテリアを水槽の中に増殖させる作業(水槽の立ち上げ)が必要になります。2週間から数ヶ月行う人もいます。
バクテリアを繁殖させる方法
バクテリアの繁殖方法には次のものがあるようです。
・ただ水を循環させておく
・キットを使う
実はバクテリアは液体で売られています
例えば次のものがあります。
・Korallen-zucht社 ZEObak (ドイツ)
・Prodibio社 バイオダイジェスト(フランス)
餌(魚用)を少し入れて汚した海水にこれらのバクテリアを入れることで、バクテリアが汚れを動力に活動や繁殖するようです。
バクテリアや餌などを入れずに、揚水ポンプを作動させて循環させるだけの人もいるようです。この場合、ライブロック(岩)を入れる人もいると聞きます。ライブロックにはバクテリアが付着しているからです。
ただ、ライブロックにはいらないものまで付着していることがあるので、注意が必要です。
後、バクテリアと餌などが全部入ったキットも売られています。
キットを使ってみる
初心者の僕はこの過程を失敗せずに進めるために
・レッドシー社 リーフマチュアースターターキット
を使用することにしました。
こちらのキットには次の4点が入っています。
・バクテリアの餌となる汚れ(バクトスタート)
・アルカリ度を高める添加物(KHコーラリングロ)
・バクテリアを活性化させる添加物(NO3:PO4-X)
この4点セットを21日間マニュアル通りに添加し、水質を確認、時々換水します。
水質確認では、アンモニアと亜硝酸塩、硝酸塩、pH、KH、塩分濃度を確認する必要があります。
僕はこれらの検査用具がセットになった
・レッドシー社 マリンケア マルチテストキット
を使用しました。
マニュアル通りに進めると、10日目には、ヒトデやナマコ、巻貝などを、14日目では草食性の魚を入れることができるそうです。
後、このキットの使用にはプロテインスキマーも必要だそうです。
おわりに
僕は次に新しく水槽を立ち上げる際はセットは使用せず、毎日、好みのバクテリアを添加し、魚用の餌をバクテリアの餌として少し投入し、さらにNO3:PO4-X でバクテリアを活性化させようかなと思っています。
次回、セットを使用した水の経過を少しずつお伝えします!