水の変化

レッドシー の「リーフマチュアースターターキット」を使用しました。
マニュアルに沿って海水にバクテリアや汚れを添加した水の変化を書いてみます。

 

注意なのですが、この記事で使用しているリーフマチュアースターターキットは
実は「期限切れ」だったことを、最初に記しておきます(重要)。

(後日追加: 2020年5月に後から考えたことをカッコ内に追加で書き込んでいます)

初期

1日目は水槽設備(海水準備や底砂、スキマー等)の準備で特に投入するものはありません。
水槽の水はもちろん綺麗な透明です。

(後日追加: ただし、底砂は入れませんでした。)

 

2日目は水温と水質の確認(塩分とpH、KH)・記録をして、
・バクテリア(ニトロバック)
・汚れ(バクトスタート)、
・バクテリア活性剤(NO3: PO4-X)
を水槽に入れます。
KHが低い場合、KH コーラリングロを入れます。

 

3日目は水温と水質の確認(水温と塩分、pH、KH、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩)・記録をして、
バクテリアと活性剤を入れます。
ここで、僕の水槽の硝酸塩濃度が50ppm以上あることに気づきます。
マニュアルでは約36ppmになると書いていますが。。

4日目以降も同じような手順です。この頃、水が白濁してきました。

水の白濁

水が白濁し始めて心配になりますが、マニュアルによると苔や藻が繁殖し始めるとのことで、
そういうものなのかなと思いました。

自分でネットで調べたところでは、白濁の原因は酸素不足によるバクテリアの死骸だ、とか
白濁はよくあることだから心配しないで、などと書かれています。
プロテインスキマーは作動させているので酸素は足りているはずです。

(後日追加: 実際のところ、水の白濁はバクテリアの増殖が原因だと思われます。
また、硝酸塩濃度が高いほどバクテリアが繁殖するため、より白濁を招いた可能性があります。
)

硝酸塩濃度

4日目以降も、アンモニアや亜硝酸塩、硝酸塩濃度などを測定します。
アンモニアや亜硝酸塩はほぼ検出されませんが、
硝酸塩だけがかなり高く検出されます。
硝酸塩が白濁に関係しているのかもなど色々と思います。

 

硝酸塩だけが検出される場合、亜硝酸を分解して硝酸塩にするバクテリアまでは繁栄しているけれど、硝酸塩を分解するバクテリアは繁殖していないということになりそうです。

(後日追加: 硝酸塩濃度が下がらなかったのは、
底砂を入れなかったからの可能性が高いです。
なぜなら、硝酸塩を分解するバクテリアは底砂という
酸素のない環境で繁殖すると言われているからです。)

中期

10日が経つ頃、マニュアルではヒトデやナマコ、巻貝を入れるのですが
僕はヒトデとナマコは苦手、シッタカはサンゴを食べることもあるとのことで
入れませんでした。

 

13日が経つ頃、泡立ちにくかったスキマーに泡が立ち始め
水槽の水の白濁が少し薄くなったような「気」がしました。

 

14日が経つ頃、13日に水の白濁がマシになったような気がしていたのが
実際にマシになっていたことを体感します。

ちなみに14日目でマニュアルでは草食性の魚を入れますが、
白濁はマシになったようでも硝酸塩濃度は改善しません。
この中に魚を入れてもしものことがあったらと心配で、
もっと落ち着いてから入れることにしました。

 

15日が経つ頃、水の透明度がかなり上がりました!
目には見えないのに何かが起こっているというのがとても印象的です。
でも、硝酸塩濃度は下がりません。

 

16日が経つ頃、あまりにも硝酸塩濃度が低下しないので、

・Seachem のMatrix (硝酸塩に効くとされる濾過材)

・Korallen-zucht社 Zeobak (バクテリア)

を追加で購入し、13日目から使用し始めました。

後期

マニュアルによると水質が一旦完成と言われる、21日を経過しても、
白濁はややマシになりましたが硝酸塩は改善しません
(注釈: 再度ですがキットは「期限切れ」なことを後に発見します)
(後日追記: またキットのマニュアル通りに底砂を入れていません)。
硝酸塩濃度は大体100ppm以上ありました。

 

初心者なりに考えると、入れることになっている生き物を入れていないため、
水が汚れずバクテリアが繁殖できていない可能性があると気づきました。

(後日追記: 水は汚れていますが、硝酸塩を分解するバクテリアが繁殖する場所がないのでは)。

 

硝酸塩は比較的魚に無害だと聞きますし、もしかしたらテスターの結果自体が間違っているのかもしれません。

ということで、キットのプログラムを開始してから20日経ち、
丈夫な魚(パイロットフィッシュ)を入れてみることにします。

パイロットフィッシュ

パイロットフィッシュとは、水槽の水が生き物にとって安全かどうかを
確かめるための試験として入れる魚のことです。

そのため比較的丈夫な魚が選ばれます。

 

例えば

・デバスズメ

・カクレクマノミ

がパイロットフィッシュとして有名です。

 

デバスズメは丈夫な上、性格も穏やかで水槽の中に入れて
害がないことからパイロットフィッシュとして良いと言われます。

 

(もし、水質に敏感な魚を入れたい場合は、丈夫でない魚を
パイロットフィッシュとして入れることもあるそうです。
丈夫でない魚が生き延びれられれば、
水質に敏感な魚を入れても大丈夫ということになります。)

 

僕は初めてなので、丈夫なデバスズメと、ヒトデやナマコの代わりに、
スカンクシュリンプ(エビ)とシラヒゲウニを入れることにして、注文しました!

キットの使用期限

白濁や高硝酸塩濃度の原因の一つとして初心者なりに考えたのは、
生き物を入れなかったせいで、水が汚れずバクテリアが繁殖できていないことでした。
(後日追記: 再び、底砂が(略))

 

し か し、、、!

別の大きいであろう原因も見つけました。

リーフマチュアーキットに入っているボトルをよく見ると、なんと

使用期限が4年前のものだったんです!

リーフマチュアーキットはおそらく海外の工場で一斉に生産されたものを各国に輸出しています。

そのため、ボトルに数字が「0314」と書かれていたら、
使用期限は2014年3月という意味です。
日本でおなじみの表記とは異なり、「月」が最初で「年」が後です。

しかも、ボトルが入っている箱には使用期限が一切書かれていないので、
開封しないと分からないようになっているんです。

早速、購入店に連絡をすると入荷次第新しいものを送ってくれるそうです。

 

期限切れはめったにないことだと思いますが、
みなさんもキットをご使用の際はボトルの期限を最初に確認すると安心です!

 

でも、16日目頃からZeobak も入れてるんですけどね。。。

やっぱり、硝酸塩のテスターの結果がおかしいのだろうか。。

到着

数日後、使用期限内のリーフマチュアキットが到着しました。

今度こそ、きちんとしたバクテリアや汚れを投入していきます!

水は入れ替えるのが面倒なのでそのまま使用することにします。

 

後に、他にも硝酸塩濃度の高さの原因と思しきものが見つかります。

続きは次回!

(後日追記: 使用期限の問題もあるかもですが、
底砂が硝酸塩分解に肝心だろうと現在はより強く思っています。
後、白濁を無くしたいだけならNO3: PO4-Xの添加量を少し減らして
徐々に多くすると良いかもです。
でも、底砂がないと硝酸塩を分解するバクテリアが

水槽内のどこかで繁殖するまでに時間がかかるイメージです。)

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