プロテインスキマー選び

水槽と揚水ポンプ選びを終えた僕は、水槽の水質を維持するために便利な
プロテインスキマー(protein skimmer)を探すことにしました。

プロテインスキマーは、その名の通り、
プロテイン(タンパク質)のスキマー(取り除き屋)です。 
水槽を始めるまでプロテインスキマーなんて言葉を聞いたことがありませんでした。
スキマーと略されることがあります。

 

プロテインスキマーがあれば、水から汚れだけを主に取り去るので
水換えの頻度が少なくなるそうです!
(実際には微量な栄養素を取り去るとも言われていますが、
サンゴの育成をする場合、栄養の添加剤を入れるそうです。) 

種類

プロテインスキマーの種類にはベンチュリー式とエアーリフト式があります。

ベンチュリー式

ベンチュリー式はサンプの水の中に入れて使用します。
スキマー下部のインペラー(羽根車)が回転することで、
外から取り込む空気とともに海水が泡立ち、
汚れが泡に乗ってスキマー上部のカップに蓄積されます。

普段の掃除は、汚れが溜まったカップだけを取り外して掃除するだけです。

 

画像では、下部の黒色の四角がポンプ、
紫色がインペラーで、その右の灰色のパイプから海水を、
灰色のパイプにつながる透明の細い管から上部の空気を取り込みます。
下部から上部に向かい汚れを含んだ泡が上がり、カップに蓄積されます。
汚れの少ない海水は画像左下部から排出されていきます。 

エアーリフト式

エアーリフト式は、サンプではなく水槽に直接設置することが可能です。
エアーポンプで送られた空気は、スキマー下部にあるウッドストーンという部位を通して泡になります。
汚れは泡に乗ってスキマー上部のカップに蓄積されます。

 

カップだけを取り外して掃除ができます。
普段の掃除はカップだけですが、ウッドストーンは時々取り替える必要があります。
少し音が気になる人もいるそうです。価格は安いです。

 

画像では、中央下部の黄色の部分がウッドストーンで、
ウッドストーンにつながる細い管から空気が流れてきます。
下部から上部に向かって汚れを含んだ泡が上がり、カップに蓄積されます。
(注: エアーリフト式を僕は使用したことがないので構造に異なる部分があるかもしれません。)

 

オーバーフロー水槽にはベンチュリー式を使用するのが主流なので、僕はベンチュリー式を探すことにしました。

メーカー

いくつか調べたところ

・レッドシー

・パブルラッシュ

・H&S

・クァンタム

・オクトパス

・CoralBox

、、、など沢山の商品がありました。

 

レッドシー社は海水用品大手のイスラエルの会社で、信用力は高そうです。
パブルラッシュやH&S は値段が良心的です。

結局、今回僕が選んだのは、NYOS クァンタム(Quantum)です。
ドイツの製品でデザインや配色がかなり美しく思いました。
しかも商品の評判も悪くなさそうです。
プロテインスキマーは水槽の心臓部と言われるくらいに重要なものなので、少し値段は上がりますがクァンタムにしました。

容量

クァンタムにしたところで、次に装置の大きさを選びます。

クァンタムには

・120(水槽サイズ: 100-500l)

・160(水槽サイズ: 250-1000l)

・220(水槽サイズ: 500-2000l)

・300(水槽サイズ: 1000-4000l)

の種類があります。

 

おそらく、水槽サイズに合うスキマーを購入すれば良いのだと思います。僕の水槽に入る水の量は約200l です。すると、一番小型の120(水槽サイズ: 100-500l)で十分そうです。

 

でも、ここで不安になります。なぜなら、多くのサイトで、「スキマーはワンランク上のものを」という言葉を目にするからです。

ワンランク上になるだけで数万円値段が変わります。

 

「水槽の汚れ取り」、「良好な水質の維持」、「水換えの少なさ」というキーワード。。。

金魚の水換えが面倒で仕方なくきちんと世話をできなかったことを思い出し、悩んで悩んで、、、結局1サイズ上の160を手に入れることにしました。

画像をクリックするとチャームの商品紹介ページに移動します。

特にサンゴの中でも飼育の難しいハードコーラルを
将来飼育したい場合は大きめのスキマーを選ぶ人が多いようです。

まとめ

今回のまとめです。

・プロテインスキマーは主に汚れだけを除去し、水質の維持に役立つ

・ベンチュリー式とエアーリフト式がある

・普段の掃除はカップを取り外して洗うだけ

・メーカーも値段も様々

・水槽の心臓部なので必要なサイズより1ランク上のものを購入する人もいる

 

(ちなみに、スキマーを自作する人もいるそうです。)


よーし、水槽とスキマーがあれば設備は後クーラーぐらいで十分だろう!とこの頃は思っていたのでした。

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