デバスズメ仔魚のまとめ

今でも週に1回の産卵と孵化が続いています。

結局、稚魚にもならず、生育は諦めることにしました。

せっかくなのでデバスズメの産卵と孵化、飼育のまとめをします。

(過去の記事と重複している部分もあります。)

家のデバスズメ

昨年6月、水槽のパイロットとして5匹のデバスズメが家にやってきました。

そのうち2匹は状態が悪くなってしまい、3匹が生き残りました。

デバスズメの産卵

最初は全員同じぐらいのサイズでした。

現在、大体の大きさは8cmと6cm、4cmと生育に差が出ました。

おそらく、一番大きなものがオスで、その他がメスです。

産卵の始まり

デバスズメの産卵に気づいたのは今年の2月上旬のことでした。

2匹のデバスズメがライブロックの周りを泳いでいて、
よく見ると白い丸い物体が何個かライブロックの表面についていたんです。

家の水槽はさほど水質が良くないと思っていたので驚きました。

産卵のきっかけがあったかどうかは不明ですが、
ライブロックを動かしたときに
大量のデトリタスが舞っていた時期でもありました。

ちなみに、水槽の温度は大体25〜27度です。

産卵場所と時間

産卵場所は円形の人工ライブロックです。

産卵の時間帯は明け方という情報をネットで耳にしましたが、
家の水槽では朝方から昼過ぎにかけてずっと産卵をしています。

産卵の様子

産卵時は、人工ライブロックの近くを活発に泳ぐオスが、
時々離れたところにいるメスに近づきます。

タイミングが合えば、メスとオスが隣り合いながらライブロックに向かいます。

その後、メスが産卵をして、オスが受精させます。

時々、近づいてきたオスからメスが逃げることもあります。

最近ではライブロックにペアで向かう時、オスの口が大きく開いていてシュールです。

複数での産卵

最初は大デバスズメと中デバスズメが産卵活動をしていると思っていました。

(小デバスズメは発達不全かと思っていました。)

しかし、5月上旬に観察していると中と小両方のデバスズメを、
大デバスズメが代わる代わる産卵場所に誘っていることを発見しました。

中と小デバスズメの産卵ペースが合わない時は、この日は中デバスズメ、翌日は小デバスズメ 、と産卵をしていました。

産卵後

産卵後はオスだけが人工ライブロックの周りを忙しなく動きまわります。

卵の周りを動くので水流を当てているのかもしれません。

 

卵に近づく他の魚たちは、どれだけ大きくても追い払われます。

特に、産卵2日後の孵化予定日はオスの動きが活発になり、かなり攻撃的です。

穏やかなデバスズメというイメージとは別物です。

家の水槽では、ツノダシの尾鰭がしばしばボロボロになります。

幸い、学習能力がないのか鈍感なのかツノダシは何度も卵に接近していてストレスではない様子です。

 

ちなみに、卵が小さいため、産卵後の卵の変化は目ではわかりません。

孵化日数

孵化は産卵から2日後の消灯後に起きています。

消灯から1時間後には沢山の仔魚が水の中を泳ぎます。

飼育経過

孵化予定日の夕方に人工ライブロックを虫かごケースに入れることで多くの仔魚を確保します。

生後2日目から黒い目が出てきます。魚らしくなります。

生後1、2日から、ワムシを入れていました。

環境が悪いと生後4日で多くが消えます。

海産クロレラを入れた時は生後4日での生存率が高かったです(当社比)。

生後5日には多くの仔魚が消えます。

生後6、7日頃、全ての仔魚が消えます。。。 

手に入らない餌

僕はワムシを餌として与えていましたが、デバスズメはワムシを食べないかもしれません。

ネットで調べたところ、オイトナというコペポーダの幼生を食べるそうです。

しかし、一般人にはこのコペポーダを手に入れることは困難です。

おわりに

デバスズメを大きくさせるぞと息込んで画策しましたが、
上手くいかないためとりあえず諦めているところです。

次は、カクレクマノミが産卵をした頃に一緒に試してみようと思います。

デバスズメ仔魚の飼育で良い情報をお持ちの方は教えてください。

デバスズメの仔魚記事はここらで一段落とします!

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